2006年01月08日

縛りがないのはよいことか

1つ前のエントリにacoyoさんがくださったコメントを読んで、ちょっと考えていたら、書き留めておきたいことがムラムラと。

「男子たるもの、xxでなければならぬのじゃ」とか「あなたね、女の幸せというのはね...」とか説教されることが減った今の世の中は、選択できる行動の幅が広く、自由で民主的で公平なすばらしい社会...なのでしょうか。

いや、私はその自由さを享受して気ままな生活を送っているわけですし、批判するのではないのですが、凡人は何らかの行動基準がないとズルズルと堕落しがちである、と自らを振り返って思うのです。

ある行動に対する欲求があるとき、すべてをそのまま行動に移すのは赤ん坊だけです。
その行動が社会的に受け入れられるかどうかを学び、人は社会の中で「一人前」の人間として生きていくことを許されるようになります。

「半人前」の人間は、「しょーがねぇな、若いもんは」などと年上の人間に言われ、大目に見られたり叱られたりしながら、抑えるべき欲求と行動に移してよい欲求とを学んでいきます。
学びが不十分な人間は「わがまま」、「おこちゃま」などと言われて周囲の人間に邪魔者扱いされます。

◇◆◇

最近は、欲求を抑えなくてもかまわない、抑えられないという人が増えているのかもしれません。もちろん自分も含めて。
資本主義というのは、欲望を神とする宗教みたいな面があるので、それも仕方ないのでしょうか — この神は、アダム・スミスが市場原理に任せればうまくいくのだということを「神の見えざる手」ということばを使って表したときに生まれた、というのが15秒前の思い付きであります。

この欲望という神様に対抗するために「世間の目」とか「分相応」とか「お天道様が見ている」とかの神様が存在していた頃は、ある程度バランスが取れていたけれど、今ではそういう神様が死んでしまったのかもな、と思いました。

...読み返すと、前半と後半のつながりがよくわからない妙なエントリになっていますが、ううう、ちょっと修正不可能<頭悪い
とりあえずメモってことでご勘弁を — 最近、今まで以上に思考があちこちをふらつきがちで、文を書くのにとても苦労します。正月休みのあたりで何か気分、精神に変化があった模様...

■1/8追記:このように書いたのですが、どうも落ち着かず、寝る前に「しかし今の日本は実際の選択肢は少なく、特に若い人には閉塞感を持っている人も多いようだよな」と考えました。うまく整理できないので、今後は「縛りがじわじわときつくなっている」部分と、「タガがはずれてしまった」部分とがあるのかな、という視点でときどき世の中を見て、何か思いついたらまた書いてみたいと思います。■


posted by つきっつ at 02:20| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これについては……ある意味そう言えますが、私の場合、やっぱ女ですんで、「分相応」を性差ではなく、個人の資質差でやってくんないかなと思うんです。そいで、そこでかならずジェンダー問題がまず令に上げられてしまうというのがどうも(藁)。
つか、確かに、そのジェンダーフリーというのはある種の人には生き憎いと思います。だから、ジェンフリってのは、「人がそうするのは勝手だけど、私に強制しないでね。きついの承知でやってくから」って感じなんですよ。だから、それも言わば、「分相応に選んでね、生き方」って感じです。
言い出すとキリがないんですが、おそらくこれは個性神話と大きく絡んでます。「分相応」で諦めるべきとこを、「個人の努力」に還元されちまうとことかね。
あ、食いついちゃった。仕事せにゃ(涙)。美味しい餌をたらす、つきっつさんが悪い(藁)。
Posted by acoyo at 2006年01月09日 00:33
あ、ちょっと汗が^^
いや、言い訳っぽくなっちゃうんですが、「分(ぶん)」て意識で男女を持ちだしたんじゃなく、いろいろ考えていたら広がってというかずれていって、「生き方の標準パターン」みたいな意識で浮かんだのが...とか言ってるあたりで、性差について鈍感な立場が出ちゃってるのかしらん。

いや、実は「資質」については他のネタも頭に浮かんだんですが...「ゆとり教育なんて、○○な子供にとっては以下略」みたいな。
これぞまさに分相応って話なんですが、ちょと取り扱い注意なもんで逃げちゃいました、へへへ。
Posted by つきっつ at 2006年01月09日 01:06
あはは、鈍感てんならお互い様です。つか、ジェンフリってつい浮かんじゃうネタなんですよねえ、確かに。政治での使われ方がどうしようもないからかな。
「資質」ネタは実は私も長年使いたくて、でもとても怖いの。あんたちの子供が有名校に行けないのは制度のせいじゃなく、まず頭が悪いからだとか(爆)。
Posted by acoyo at 2006年01月10日 16:44
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