2006年03月22日

ふと思い出して世間知について

以前、耐震偽造問題で「世間知」について地雷を踏むようなエントリを書きかけ、ちゃんと書くぞと宣言したものの、うまくまとめられないまま時間が過ぎてしまいました。

けれど今日、ふと思い出したことがあるので、ちょっと書いてみます...

◇◆◇

あれは今から20年近く前の幕張メッセでした・・・

当時、Macintoshに惚れ込んでいた私は、友人とMacWorld Expoという展示会に出かけました。

で、お昼ご飯。

今はどうだかわかりませんが、当時、食事ができる場所はごくごく限られており、我々はほぼ唯一の選択肢である、社員食堂をちょっときれいにしたような店の行列に並びました。

長蛇の列です。
Aランチはハンバーグ、Bランチは鮭フライとコロッケ、Cランチは一口ステーキとなんちゃら、のような感じの大きな写真が掲げてあり、値段は「この写真のとおりだったら妥当だけど、それはあり得ないから、かなり割高だな」という設定。

つまり我々は写真を全然信じていませんでした。

「こんなに大きなステーキに、こんなにたくさんの付け合わせ、ありえないよな」
「こんな独占状態の店、ぼったくりに決まってるよな」
「高いけど、まぁしょうがないな」
というような会話をした記憶があります。

◇◆◇

で、カウンターで希望のメニューを告げ、予想どおり写真よりもはるかにみすぼらしいおかずを受け取り、着席。

と、数分後、小柄な白人がフロア マネージャらしき人に抗議をしているのが目に入りました。

流暢と言ってもよいぐらいの日本語で、「私は、写真を見て、トテモ楽しみにしていました。ステキなハンバーグ。ところが、これ、とっても小さいです。」

かーっ!

あったりまえだよ。
この店は悪徳なぼったくりなんだよオジサン。
それを知って、けれども駅前まで戻ってまっとうな店を探すのが面倒だから、ここで食ってるんだよみんな。

◇◆◇

彼の母国は、消費者運動が盛んなアメリカだったのでしょうか。
人権思想の生まれた西欧だったのでしょうか。

抗議している彼は、「日本人よ、目覚めよ!」とか思っているんだろうねえ、と友人と話したのですが、人の弱み(この場合は、お腹が空いているのに安く昼ご飯を食べられる店がない)につけ込む輩は、人権思想の生まれる1000年、2000年前からいたでしょうし、そういう輩を見きわめて対応する知恵も1000年前から存在していたはず。

騙されたことに気付いてフロア マネージャに抗議するのは、ま、「正しい」行動なんでしょうけれど、「これは騙しだよな」とわかって行動する知恵の方が、ある意味ひとつ「上」なんじゃないかと思うんですね。

で、これを耐震偽造問題に当てはめると...は、怖いのでパスします。
posted by つきっつ at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
また随分とスリリングな球をお投げになる(藁)。
そのあたりのこと、すぱっと書きたいんですがね。でも、私も怖いからイヤ(爆)。
Posted by acoyo at 2006年03月23日 17:05
アクセスの少ないサイトだからできる荒技です(にっこり)
Posted by つきっつ at 2006年03月24日 23:31
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