2006年05月21日

「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」 — やっぱり「人」を感じたい

公開時に興味があったものの、怠け者のいつもの悪癖で見逃していました。
さきほどDVDで見終わったところ。
「映画っていいなぁ」って気分です。
B000EQIQGUイブラヒムおじさんとコーランの花たち
オマー・シャリフ エリック=エマニュエル・シュミット フランソワ・デュペイロン
ハピネット・ピクチャーズ 2006-04-28

by G-Tools


派手な名作って感じはしません。ドラマチックな展開な割りに淡々としているので、もっと盛り上げてくれたら「感動の名作!!」って騒がれるような仕上がりになったかも、などと思うぐらいで、「やや物足りない」感じさえあります。■5/21追記:やっぱり名作かも...翌日になっても心の中に居座っているんですよ。強烈なインパクト、派手な感動を受けたつもりはないんだけど、ぐーっと入り込んでくるのだなぁ。■

画期的なストーリーでもありません。いや、珍しい展開かもしれないし、似たような話を見たことはないけれど、意地悪な人なら「いかにも人情話として思い付きそうな」とか言うかもしれません。

映像がびっくりするくらいすんばらしいよー、ってことでもないです。後半の風景はきれいで強く印象に残ってますが、見た瞬間どっひゃー、とかいうわけじゃないです。

◇◆◇

けれど、人間が描かれていて、見た後で人間てもんに対する愛着というか愛情というか、そういう気持が自然にわいてきて、なのですよ。

主人公の少年も、おじさんも、娼婦たちも、出てくる人間がステキに見えます。けっこう淡々とした描き方ですが、それがかえってよいのかな?
愛を感じます。

そりゃ「ターミネーター」だって「T2」だって(古いな・・・)人間は描かれていて、感動はあります。愛もあります。それにプラスして目玉を喜ばせてくれる映像があって、音楽と大画面で興奮させてくれるんだから娯楽としてはサイコー!って感じです。

でもね。

なんか、「しょせん消費財」って感じのそういう映画にないものがあるんですよね。作り物でない「愛」ってやつかな。
やっぱりヨーロッパの歴史が生み出す底力なのかもしれません。

公式サイトはこちら。賞をいろいろもらってますね。

あ、あと、アメリカ(ちゅーかブッシュ)のせいかビンラディンのせいか、最近イメージがよくないイスラム教ですが、これを見ると少しは印象変わるかも。

(余談ですが、9/11の同時多発テロがビンラディンの仕業だというのは、今や怪しい話になってきているようですね。ビンラディンは自分がそのくらいの「実力者」だと思われている方がうれしいのかもしれませんけど。詳しく知りたい方は田中宇さんのサイトあたりをドゾ)
posted by つきっつ at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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