2006年05月28日

平均寿命

finalventさんのこれについて。
当時の人の一生は五十歳くらいでおしまひだったのだよ。
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060528/1148770282
「当時」というのは、日経の「春秋」氏が取り上げている「伊勢物語が描く業平の半生」の頃。

しかし、そうなんだろうか?
と疑問に思ってちょっと調べてみた。

結論としては、「なるほど、そうみたい」なのだけれど、何を疑問に思ったか、せっかくなので記録。

◇◆◇

キモは、
平均寿命が50歳あまりということと、フツーの人が50歳ぐらいで死んでしまうということとは別。特に昔は。
というのは認識しておくべき、ということ。

つまり、乳児はとっても危なっかしい命で、簡単に死んでしまう(今、調べてみたら、ネパールの1995年から2000年の乳児死亡率は1000人中82.6人。日本は3.2で約1/25)。
http://ms-t.jp/Statistics/Data/Poverty.html

子供は「年寄りでない大人」よりも「死にやすい」のだ、と。
したがって、生まれてから半年(でも1年でも5年でも)以上生き延びた人の平均寿命と、全体の平均寿命の違いというのは、時代をさかのぼればさかのぼるほど大きいはず。

ちなみに、ローマ時代の平均寿命は18歳と読んだ記憶(25年も昔の記憶...)があるので、ググってみたところ、
ちなみに古代から現代までの出世児の余命を見ると青銅器時代のギリシャでは18歳位、約2000年前のローマでは22歳、1900年頃のアメリカ合衆国では49.5歳となり、1991年になり75.7歳となりました。
http://www.iwaki-pa.or.jp/sea%20wave/057.htm
18歳は間違いで22歳でしたね。けれど、では、平均寿命の3倍以上である70歳まで生きたソクラテスは(しかも毒を飲んで死んだのだから)超長命の例外だったのかというと、そうではないだろう、と思うのですよ。

ただ、1900年ごろのアメリカで出生児の余命が50歳ということは、それより1000年も前の伊勢物語の頃の50歳というのは、「ある程度生き延びた人の平均」に思えるな、と。
posted by つきっつ at 10:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こういう「ちょっと待て」は大切だと思うんですね、いえ、自分がすぐ付和雷同するもので。
後、平均年齢については、女性のお産による死亡が多いってのもファクターとしてあるんじゃないかな。あれって、20代が多いですから。
Posted by acoyo at 2006年05月30日 13:58
acoyoさん、ども。
ワタシもある種(どういう「種」かは自分でもよくわからないけど)の物言いをコロッと信じてしまう悪癖がありまして。
身近な人が見ると、「またやってるぜ」だと思うんですが、なかなか治らないです。
お産による死亡かぁ...そういやワタシは出産時「母子ともに危険」だったそうです...
Posted by つきっつ at 2006年06月01日 21:22
あ、私も私もー。産声上げなかった類です。
特に私の方がわかんなくて、周囲に知らせるのはひと晩待ちなさいと言われたそうです。
そういばると、何で生き延びたんだ、お前、という顔されます。
Posted by acoyo at 2006年06月02日 01:21
母親は半日以上分娩台に乗っかっていたらしいです。そうまでして産んだのに、こんな息子になっちゃって...とは言われませんが、自分で思います、へへ。
Posted by つきっつ at 2006年06月03日 16:18
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