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以前、テニススクールに通っていました。
練習試合でふわーっと球が上がり、これはチャンスボールだ!と、思いっきりスマッシュを決めようとしたら、失敗してアウト。
コーチが「つきっつさん、チャンスボールっていうのは、楽に打っても決まるからチャンスボールなんですよ。」
なるほど。
最近、相場で簡単な動きを取り損ない、焦って損失を出し、で、このことばを思い出しました。
で、あぁ野球でも、難しい球を打つことよりも、やさしい球を見逃さないことが重要なんだろうな、ホームラン狙いの大振りよりも、確実に送りバントを重ねる方が勝ちにつながるんだよな、とかいろいろ思います。
「チャンスだ!」と思って力が入るのは、ふだんパカーンと打ち込みたいと思っていながらそれがかなえられない欲求不満があるからかもしれないし、頭の中で観客を想定して「カッコイイ自分」を見せたいと思うからかも。
けれど、遊びならば「外れてもともとだ。気持ちよく思いっきり」でいいけれど、仕事でそれはダメ。きっちり送りバント、必要十分な速さのスマッシュの精神で。
相場ならば確実な利益確定、人生の岐路も、大会社に就職し、親戚の紹介でお見合い...んん?
うーん、チャンスボールはゆっくりと、の精神を適用すべき領域は、どこいらなんだろうなぁ。