2005年02月12日

「オペラ座の怪人」

フリーランスなので、本当は「平日に遊んで休日に仕事をする」ほうがどこも空いていてよいのですが、遊び相手が会社勤めなのでどうしても出かけるのは休日になります。人並みに。

今日は昼前に新宿で待ち合わせて、ベリーニカフェでビール、ピクルス、ピザ、リゾット。

13:05から「オペラ座の怪人」を見るのです。

きのうの晩、ネットで調べると評価はまっぷたつ。
「すばらしい」という絶賛の声がある一方で、「セリフまで歌とはなにごとだ」、「彼女を誘っていっしょに行ったら嫌われた」、「途中で席を立ちたくなった」、「音楽が不満」という文句も多数。
不安になりました(セリフが歌であることに怒るというのは、どういう理屈かよくわかりませんが)。

が、見てみたら満足。最初から最後までじぃーっと見入りました。

不満を持つ方の気持ち、背景を想像すると...
■オーケストラ系の音楽を聴いたことがほとんどない(学校の授業では聞いたが、自分からCDを買うなんて想像したこともない)ので、音楽になじめず拒絶反応
■映画にリアリティを求める。たとえ荒唐無稽な話でも映像や演技自体は「現実にありそうな感じ」であってほしいと思う人にとっては、セリフの半分以上(おそらく)が歌になっているというのは「ありえねーよ」でリアリティを感じられず、映画の世界に入っていけない
あたりがメインかな、と思いました。

映画というのはメディア、道具であって、それを使って何をどのように表現するかというのは作成者に任せられているわけですが(はずなのですが)、現在の日本で観客動員数の大半を占めているハリウッド製映画は、「映画というメディアをどのように使うか」という点ではだいたい手法が固定化されていて、それに慣れていると他のパターンを受け付けなくなるのかもしれません。

ここで以前「ホテルビーナス」について「演劇的な感じがする」と書きましたが(こちら)、この「オペラ座の怪人」はミュージカルを映画化したものです。
もちろん、映画的な手法を使って効果を上げ、舞台では不可能なセット、特殊効果を使っていますが、文脈としてはミュージカル。

それを通常のハリウッド映画と同じ種類のものとして消化しようとすれば無理が生じても不思議ではありません。
けれども、「へー、こんなのもありなんだ」という感じで「珍しいものを面白がる」ことができる人ならば、十分楽しめ、満足できるのではないでしょうか。
少なくとも自分は、ミュージカルファンでも演劇ファンでもありませんが大満足でした。


posted by つきっつ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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