次のようにコメントを書き込んだのですが、
・堀江氏は「違法でないのなら何をやってもOK」という精神の持ち主に見えます。もう少しだらだらした言い方で書いてみます。
・堀江氏の対フジの手法は「こすい乗っ取り屋」そのものだと思います。
・大株主と、その大株主が送り込む役員が「怪しげな人たち」になるならば取引を停止する(出演拒否)、という行動は合理的だと思います。
・タレントは、別のラジオ局に出演することによってリスナーと向き合うことができます。「当社の製品は××スーパーには卸さないけれど○○スーパーでは売ります」というのはOKですよね?それと同じでは?
・取引先(タレント)に信頼されないことは大株主、経営者の責任です。
一般的な上場会社Aがあります。新興企業Bがあります。
Bは、大型分割に絡む大衆投資家心理と子株還流までの需給薄を「活用」して、株価を企業の実力以上に持ち上げ(そして、その後の急落で大怪我する人を出し)、膨張した時価総額を利用して株式交換で買収を繰り返します。
「えげつないやり口だ」と一部の投資家や経営者に馬鹿にされ、反感を買っています。
そのBがAを買い占めます。公開買付による敵対的買収ですらなく、密かな買い集めによる「乗っ取り」です。その結果、A社の取引先(出演者)の一部が「経営があんな連中にコントロールされている会社とは付き合いたくない」と(?)、取引停止(出演拒否)を宣言します。
---この部分に対する突っ込みは当然あると思うのですが、それについては後ろで書きます。
このような状況のとき、常に、その取引先を「A社の製品を買っている客(視聴者)の方を向いていない」と非難できるでしょうか。
ニッポン放送の防衛策が無効とされたことに関連して、大株主が暴力団などの反社会的組織でない限り、現経営陣はその株主による支配を拒むことはできない、というような解説がありましたが、「反社会的とまでは言えないんだろうけど...」というような物言いの「けど...」に含まれているものは、単に「若くて生意気なのが気に入らない」だけではないと思うのです。
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そして、ラジオはニッポン放送だけではありません。タレントは、他局の番組で視聴者を楽しませればいいのではないでしょうか。
タレントを引き付ける魅力がないラジオ局として淘汰される、それも含めて経営陣、大株主の責任だと思います。
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さて、上に書いた「突っ込みがあると思う」というのは、「もともと彼らは、もうラジオなんて出たくなくて、これを口実に使っているんだろう」というヨミです。
まぁそうかもしれません。
が、それは今回の話からは少しずれるので、パスさせていただきます。一言だけ言うのならば、「そういう口実に使うことができてしまう(少なくとも一定数の人々が納得してしまう)」ということを重視したい、というところでしょうか。
もりだくさんのコメントなので、きちんとお返事しようとすると長くなってしまいますね。
一応、なんとかひとことずつ。
・「日本では聞いたことがない」→聞いたことがないからよくない、とは言えませんよね。そもそも今回の買い占め騒ぎでは「聞いたことがない」ことがいっぱい(笑)
・「誰が傷つくか」→「申し訳ないけれど○○スーパーで買ってください」かも。
・乗っ取られた側にも責任あり→そのとおりですね。ならば「現経営陣もダメだし次の経営陣も嫌い。さようなら」はありえますね。
・「社員には全く責任がありません」→「全く」とは思えません。そう思う理由は色々ありますが、1つだけ言うと、「ライブドア来るな」の声明を出したナントカ会は、経営と一般社員をつなぐための組織でした。
ただ、たしかに「唐突」という印象は受けます。そこから「誰かに頼まれたのでは?」と”想像”することもできそうですね。
...が、それはあくまでも想像です。
そして、
>ラジオの仕事などに大した価値はありません.
これも想像ですね。彼らがどう思っているか、確かめることはできません。
たしかに、
>今までのしがらみで仕方なくスケジュールの合間に収録
かもしれません。
が、しつこいようですが、それは想像です。
彼らがお金だけを追いかけていると”断定”することは失礼じゃないかなと思います。
「タモリ倶楽部」が始まったのは、「笑っていいとも」とほぼ同時期。彼を支えているナントカさんが、タモリの「精神的バランス」のために用意したそうです。彼はもともとかなりアングラちっくな人ですからね。
また、彼の出発点が深夜放送であったことから、ラジオに愛着を持っていてもおかしくありません。
みのもんたも未だにラジオをやっていますね。
想像の上に考えを組み立てることは私もしますが、「前提が不確かである」という自覚は欠かせないと思います。
大西さんのところにtantanmenさんが書かれたコメントを読み返すと、「想像」の上に組み立てられた断定という感じがしませんか?
この点をちょっとお考えいただきたいという気がします。
余裕があったら、また記事を書くか、tantanmenさんのサイトにコメントさせていただこうと思います。
では。
私も、彼ら(降板予告をした人たち)が
・「100%自発的」に
・「ライブドアという会社のやり方に反対」という理由だけで
行動したとは思っていません。
それは、ありえないでしょうね(^^;
でも、その部分は想像のウエイトが大きくなるので、そこから先にはあんまり進まない、進むときは、自分に言い聞かせるためにも、「これは想像」と文字にする、というのが私のスタイルです(そうありたいと思っています)。
なかなかおもしろいですよ。たぶんtantanmenさんとは大きく考えが異なると思いますが、それだけに。
「いなげや」さんのコメントもオススメ。
なお、「当て馬か?」については、二階堂ドットコム(もう名前出しちゃおう)には2月から「孫と北尾が裏にいる」と書かれていました...