2005年04月05日

ローマ法王の葬儀にトップが参列しない

さっき、FMのニュースで「ローマ法王の葬儀にはブッシュもブレアも行く。主要8か国の中でトップが行かないのは日本だけ」と報じていました。

主要8か国というのは、
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、イタリア、日本で、日本以外はキリスト教の国ですよね。
イギリス国教会、ロシア正教、イタリアはバチカンのある国、などなど。

それに対して日本では、現在のキリスト教信者の割合は1%弱だそうです(ネットでいくつか資料を見ましたが、あまり新しいものは見つかりません)。
なので、別に首相が行かなくてもかまわないとは思います。

が、なんか「日本だけ違う」ってところが目立ちますよね。

◇◆◇

アメリカが「カトリックの旧大陸から逃れたプロテスタントの人々によって作られた国」である---と簡単に言ってしまうと、いやそれには経済的な面の、というようなご指摘を(大きなサイトであれば)受けてしまう気もしますが、とりあえずの建前として---という歴史を考えても、そこまで考えずに単なる常識としても、欧米とキリスト教は深く結び付いています。

というか、欧米化とキリスト教化と近代化と資本主義化と...のあたりは多かれ少なかれ関係がある気がします(下の「お薦め本」をご覧ください)。

主要8か国のうち7か国までがキリスト教を背景にした国であるという事実は、彼らの中に(なんとなく、無意識程度であっても)「キリスト教ゆえに我々は経済的に繁栄している」という意識をもたらしていないでしょうか。

それは、ある程度事実だと思うので(上にも書いたとおり)、その認識は批判するようなことだとは思わないのですが、一部の人はそこから「キリスト教国じゃないのに我々と肩を並べている日本」に対する違和感、さらにもっと少数の人は嫌悪感を持っているかもしれないなぁ、ごく一部であっても「消えろ」と思ってたら...ヤだなぁ、と思いました。

キリスト教信者であればそんなことを思うはずはない、お前の言うことは失礼だ、というご批判もあるかとは思いますが、真のキリスト者でなく「なんとなくキリスト教国家にいる優越感を持っている」だけの人であれば、そういうことを考えるかも、という話ですので、ご理解ください。

<お薦め本>
書いていて、この本を思い出しました。お薦めです。
人間は進歩してきたのか―現代文明論〈上〉「西欧近代」再考
佐伯 啓思

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posted by つきっつ at 18:44| Comment(1) | TrackBack(2) | ニュースウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本の場合、
無宗教に近いけど根本はアニミズムの国で、
私はそれが嫌いじゃありません。

もし個人的に悼む心があって
たとえば純ちゃんが個人的に、
法王さん知ってたとか尊敬してたとか、
それで個人の資格で行くのなら、
クリスチャニティには反しないと思います。

でも、結果的に弔問外交で行くにせよ、
その理由だけで異教徒が
国家の首長を出すのが当然というのは変、
と私も思います。

その本面白そうですね。探して見ます。
Posted by acoyo at 2005年04月12日 23:07
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