2005年04月12日

トラックバックをいただいたのを機にちょっとメモ

先日、ローマ法王の葬儀に「日本は先進8か国の中で唯一国のトップが行かない」ことについて、「それでいいけど、彼ら(トップが参列する国の人々)はどう思っているかな」というエントリを書きました(こちら)。

その記事に対して玄倉川さんからトラックバックをいただいたので、それを機会に現在考えていることをメモしておきます。

ポイントは、「首相が行くという選択肢もあったかもな」と敢えて考えてみる、ということです。

ヨハネ・パウロ2世がどんな人だったかというと(新聞報道の受け売りが多いのですが)、
・ポーランド出身ということもあり、東欧の民主化の「大きな精神的支え」になったと言われている。
・イラク開戦の直前、攻撃を思いとどまるようにブッシュ---熱心なキリスト教徒---を説得するための使者を送った。
・イスラム教徒に対して十字軍のことを謝罪した。
・ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」の前で祈りを捧げた。

キリスト教という枠の中の人ではなく、政治にも影響を与え、他の宗教とも融和を目指した人なのですね。特に東西冷戦の終結に対する影響という点では、日本にいる私たちが想像できないくらい大きな影響をヨーロッパの人たちに与えたようです。

彼に支えられたのはヨーロッパの人たち、その中でもキリスト教徒だけだよね、というぐらいの冷めた目が「非キリスト教徒のニッポン人」にはふさわしいと思っていましたが、東欧の民主化、冷戦終結は我々にも大きな影響があるよなぁと考えると、ちょっと考えの位置を修正した方がよいような気がしてきました。

欧米、先進国、キリスト教。
この3つが大まかな等号で結び付いている現状に自分たちの行動や思考を合わせる必要はないと思いますが、
・ヨハネ・パウロ2世が政治的にも大きな存在であったこと
・今回の葬儀には他宗教の代表も数多く参列していること
を認識しておくことは大事かな、と考えています。
特に、ブッシュの戦争でキリスト教とイスラム教の対立を感じた自分にとっては、イスラム教指導者が出席していることの意味は大きく感じられました。

文明の衝突
サミュエル・P. ハンチントン Samuel P. Huntington 鈴木 主税

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posted by つきっつ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(2) | ニュースウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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