2005年06月18日

ポイズン「ビ」ルその後

ニッポン放送乗っ取り騒動のときに「毒薬が得薬でないように」という記事を書きました。

買収防止策として、「毒薬条項」を会社の定款に盛り込むという話に関して、poison pillなので「ピル」なのに、「ビル」と書いている人が多いという話でした。意味を考えないのかな、と。

で、本日「へー」が2つ。
その1
そのときは
さっき、ふと思いついて「ポイズンビル」をググってみたら、152件ありました。
と書いたのですが、今、検索したら4850件!
あの騒動のあとで対応策として盛り込む企業が増え、報道が増え、ブログでも扱い、ということでしょうか。
■追記:これは「ビル」の件数なので、「あちらこちらのWebで扱われ、比例して間違いも増えた」と書くべきでした。ちなみに「ピル」で検索すると32,500件なので、間違い率は4850/(4850+32500)≒13%。”新参”の人たちのほうが間違いの率も高いでしょうから、この率は前の記事の頃から上がってるんでしょうね。間違いじゃないケースもあるようですが↓■

その2
ダシール・ハメットの「血の収穫」という作品の紹介に、
舞台はポイズンビル(毒の町)の異名をとる鉱山町パースンビル、
という記述を発見(こちら)。
これはpoison ville(ヴィル)ですね。ナッシュビル=Nashvilleなどと同じ、おそらくはvillageと同じ語源のことば。

しかし、今現在、「ポイズンビル」でググるとトップに出てくるのがasahi.comの「ニレコ社の新株予約権、三たび差し止め 発行不可能に - 社会」という記事で、これは「毒の町」の話ではなくてpoison pillの話であることは間違いないんですが、朝日新聞さん、このぐらいはちゃんとしてほしいな...

■6/20追記:Takさんが取り上げてくださっている記事を読み、この記事も「ピ」と「ビ」の区別がわかりにくいとマズイと思って一度はこの2文字のサイズを大きくしたのですが、なんだかとっても見苦しいので、元に戻しました。■
posted by つきっつ at 11:06| Comment(2) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この濁音、半濁音の問題は、なるほど元の単語を思い浮かべればすっきりわかるわけですが、元の単語を知らないことが多い私など、実によく間違います(涙藁)。特に自分で涙したのはcasting voteでした。ずっとboadだと思ってました。
んで、ググってみてもお書きになってる通り、同様に間違ってるひとも多く、それに気付かなかったりして。やはり「辞書を引こう!」が一番正しいと思いました(藁)。
Posted by acoyo at 2005年06月20日 12:25
自分でもこだわりすぎだなと思うんですが、どうしても「日本語使えばいいじゃん。英語使うなら間違えないようにしようよ」という思いが強く。

浅草に行ったとき、ビールを売っている露天の店に「BEAR」の文字が。うーん、おじさん、それは「熊」っていう意味だよ...カタカナで書けばいいじゃん...

(board、ですね。細かくてごめんなさい。職業病なんです)
Posted by つきっつ at 2005年06月20日 16:01
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