2005年06月26日

「天才は計算をいやがらない」

電卓がない時代の話ですが
...これが4とか5ならすぐできるけれども(引用者注:2乗した数を足していく作業)、0.58695の2乗だって平気でやる。誰だって0.58695を二回掛けるなんていったら、泣きたくなるでしょう。天才は計算をいやがらないんです。
天才というと、「コツコツ系の作業はせずに華やかな成果を挙げる」ようなイメージがあると思うのですが、そうではないのですね。
読んだとき、コツコツ系を避けながら成果を望む最近の我が身を振り返ってしまいました。

世にも美しい数学入門
藤原 正彦 小川 洋子
4480687114

からの引用です。
尊敬する方が読んで良かったと書いていらしたので、買ってみました。

対談形式で行間が広く、短時間で読めますが、いろいろな示唆に富んでいます。
優秀な数学者は「数」ばかり追いかけて育ってきたわけではないこと、日本人は昔から数学が得意であること、それは日本の「美」の伝統と結び付いているという話、俳句の力...

「数学」ということばだけで身構えてしまう方、拒絶反応を示してしまう方も多いというのはわかっていますし、その気持ちも想像はできるのですが、「ま、ちょっとそれは忘れて読んでみませんか?」と勧めたくなる本です。

適度にルビが振ってあり、中学生なら(少し頑張れば)読めるかも。
というか、若い人の柔らかい心のほうが数の不思議、数学の魅力を敏感に感じることができるでしょうから、親子で読んでみるというのがよいかもしれません。
posted by つきっつ at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。