2005年07月12日

兼好法師は召使いを求めたか?

今、3列シートで7人(だったかな)乗れるという自動車のCMが流れていますね。家族が3列目に3人組を乗せるやつ。

第1弾は、「誰を乗せよう?」と言いながら車を流してキョロキョロ。やがて3人組の板さんを見つけて、アウトドアでの食事を彼らに作ってもらいます。

現在流れている第2弾では、黒人女性3人組がステキな歌を車内で披露し、さらにアウトドアの食事でも楽しませてくれる、と。

で、気になるのはバックのナレーション。「新しい友達」がどうのこうのと言っていますが...
友達じゃなくて「召使い」じゃん、彼らの位置づけは。
と、思うわけです。

料理を作ってくれたり歌を歌ってくれたり、と、自分たち幸せ家族に満足を提供してくれる「機能」としてのみ存在している人を「友達」とは呼ばないでしょう、ふつう。
友達ってのは、いっしょに食べていっしょに歌う仲間じゃないのかな。
「君たち料理作って」「君たち、僕らが食べてる間、歌で楽しませて」は、友達じゃない。

◇◆◇

言いがかりと言う人もあろうかと思いますが、作り手ははっきり意識しているんじゃないでしょうか。この家族が3列目の3人を「召使い」として扱っていることを。もちろん実際に「さぁあなたも召使いを」と宣伝しているという意味ではなく、「なんとなく感じる優越感」に働きかけることを狙っているんじゃないのかなぁと思うわけです。

ま、そうだとしたら、それはもしかするとイケイケ気分の前触れ、景気拡大の予兆なのかもしれず、喜ぶべきことなのかもしれませんが、やっぱりちょっと下品だなぁと思ってしまいます。

◇◆◇

鴨長明は、持つべき友は医者だとかモノをくれるやつだとか書いていて、「おいおい」という感じですが、それでも下僕になってくれるやつがいいとは言いませんでした。
3列目に座らせて囲い込み、自分に奉仕させようという支配者志向がないぶん、彼の方がキレイに見えます。
posted by つきっつ at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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