2005年08月22日

「役員はストレスが少ない」の意味は?

土曜日の朝日新聞夕刊に、「ヒラ」よりも役員の方がストレスが少ないという調査結果が出た、という記事がありました。
他にネタがないのか、トップ記事。

見出しは「ヒラより軽い役員ストレス」で、脇に「役員54% 平社員57% 課長は69%」とあって、最後の「課長 69%」は字が大きくなっています。

特に詳細を知りたいとは思わないタイトルでしたが、とっさに思ったことは、「ストレスに強い人間が役員になれる、っていう面もあるんじゃないの?」ということ。

ストレスは客観的に測定できるものではなくて、この調査でも上記の数字は「精神的にストレスを感じる」と答えた人の割合だと書かれています。つまり「ストレスを感じているかどうか」

ならば、役員クラスになると、他の人がストレスを感じてしまうような局面でも「おーし、おもしろいじゃねーか」と困難を楽しんでしまえる人が多いかも、と考えることも必要じゃないかという気がします。

もちろん、課長、部長時代に苦労をして、役員になったら「上がり」で楽な身分、という人が多いのかもしれない、という視点も大事でしょうけれど、こういう統計から結論を導こうとする話のときは、常に
・相関関係があるのか
・AがBの原因だというのは本当か、逆ではないか
・Cという要素があってAとBの共通の原因になっているのではないか
などを疑ってみることが必要だと思っています。

...特にそれが朝日新聞の記事ならば(にやり)
posted by つきっつ at 09:10| Comment(3) | TrackBack(0) | ニュースウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
総務で広報という仕事柄、中小とはいえ、トップの連中とまたその親会社の大企業の偉いさんと接する機会が多かった身としては、
「その通り!」(笑)
統計数値というのは幾通りもの答えが出るものだということを、みな余り考えませんね。だからこそ「数字は使える」んですけど。
Posted by acoyo at 2005年08月24日 20:05
仰るとおり結果に対して,アンケートの因果関係を疑うことも大事です.またアンケートを疑うこと(朝日はうんぬん)とアンケート調査の状況を考えることも大事だと思います.

役員は立場上,性格上負けず嫌いで本当にストレスがたまっていてもそれを口に出さない人が多いかも知れない.(強がり)

ヒラはストレスが貯まっていると絶えず言ってないと仕事がどんどん振ってくる立場にあるかも知れない.

無記名か記名かもアンケート調査結果に影響を与える状況として大事だと思います.
Posted by らき at 2005年09月06日 14:32
acoyoさん、最初に読んだときは気付かなかったのですが、「だからこそ」って相当コワイこと言ってますね(^^)
「結論に飛びつくな」ということばをどこかで聞き、ときどき呟くのですが、「とりあえず結論がほしい」と思いがちでよね、我々は。

らきさん、見覚えのある名前を拝見して、見ていてくださったのかと感謝です。
そして、なるほどなぁ、です。特に「無記名かどうか」。

むかーし、学校で性的体験に関するアンケートがあったのですが、無記名にもかかわらず見栄を張ってウソを書いてしまい、「こういう統計って、実態よりも”乱れちょる”と言われる方向にずれた結果が出るんじゃないか?俺みたいなのがいるから」と思ったのを思い出しました。たはは。
Posted by つきっつ at 2005年09月06日 17:30
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