2005年09月11日

テレビ局の皆さんにATOKを

伝説の番組、「電波少年」が字幕をうまく使って人気を取って以来(だと思っています)、バラエティ番組では字幕を入れるのが当たり前になりました。

「電波少年」での字幕は、画面に登場する人物の発言をそのまま文字にするのでなく、字幕そのものがキャラクターとして活躍するというレベルの高い字幕でした。
ナレーション(この木村匡也のナレーションとの組み合わせが抜群でしたね)のセリフとシンクロさせて「がっ」などとやるのは、非常に効果的だったと思います。

がっ。
現在、大方の番組は発言をそのまま文字にしているだけですね。
その方が耳の聞こえない方にとってはありがたいでしょうけれど、そのために発言どおりにしているわけではなくて、発言の要点だけを文字にしたり「字幕くん」が画面の人物にツッコミを入れるといった高度な技を持っている人がいないとか、VTR編集から放映までにそんな凝ったことをしている時間がないとか、それだけの手間をかける価値があると認識されていないとか、そういう理由じゃないでしょうか。

◇◆◇

で、ナレーションとシンクロするような字幕は、そのナレーション台本を書く人が書いていたのでしょうから、まぁつまり「文字を書くことに関するプロ」の手になるものだったはずですが、現在の字幕は編集後のVTRを見て(聞いて)ADさんが作成、といったところではないかと想像します。
その結果、でしょうか、本当に誤字が多いですね。

今日見たのは「白刃の矢」。一瞬「なんか変。でも、えーと」と考えてしまったのですが、矢に「刃」が付いているわけはなくて、これは当然「白羽の矢」でなければなりません。
これをもって「最近の若者の国語力は」と嘆くおじさんに変身してもよいのですが(変身するまでもなく、まぁけっこうそうなんですけど)、それよりもまず「とりあえず字幕作成の文字入力には(パソコンを使っているという前提で)ATOK使えよ」と言いたいですね。

現在のATOKには慣用句やことわざのデータが入っているので、「しらはのやが」まで入力するとカーソル位置に「白羽の矢が立つ」、「しらはのやを」だと「白羽の矢を立てる」という具合に表示されます。設定にもよりますが。

...まぁ、でもやっぱり、不特定多数の人々に文字を見せるのであれば、そしてそれが仕事ならば、もうちょっと真剣に誤字脱字をチェックしてほしいし、常識のレベルを上げてほしいと思ってしまうなぁ。
posted by つきっつ at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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