2005年10月15日

大推奨!横浜トリエンナーレ

天気予報が外れて秋晴れになったので、急遽、横浜トリエンナーレに行くことにしました。
野外展示物があって、晴れているとキレイだということだったので。

とてもよかったです。ピザとビールによる休憩を挟んで7時間以上も会場にいました。
■10/20追記:すみません、ちょっと長いです...太字の周辺だけでもチラチラっと見ていただければうれしいです。いくらか短いpartIIもあります。■

横浜トリエンナーレとは何かというと、3年に1度、横浜で開かれる現代美術の国際的な展覧会で(詳しくはこちら...前回は2001年なので本当は去年開かれるはずだったのが、会場が確保できずにずれこんだとか)、今年は山下ふ頭(山下公園の先)にある倉庫で開かれています。

前回よりも作品の数が絞り込まれてグッと見やすくなり、内容も楽しいものが多くて、「現代美術って難しいんだろ?やだな」なんて人も、見れば「おもしろいじゃないか」と思うこと間違いなし(だと思います)。

◇◆◇

会場には2、3人連れの主婦、ひとりで来ている10代後半から20代前半の男女が多く、午後3時頃からは女子高生の集団が増えました(なぜか男子高校生は目立たず)。若い人が多いってのは、とてもうれしいことだなーとオジサンは思いました。

個人的に気に入ったのは...と一度は書いたのですが、そんなものは意味ないですね。でも、52番のサワ・ヒラキさんの映像と、47番ピュ〜ぴるさんの映像は、ぜひご覧ください。
その他にtipとして、
・おもしろいなーと思って見て回っていると、たぶん最低4時間はかかります(くどいようですが私は7時間。そしてあと2回は行くつもり)。美術好きの方は余裕のあるスケジュールで。
・広い倉庫の中を歩き回ります。歩きやすい靴を。
・長居することになると思うので、中で食事をする可能性が高くなります。屋台があり、タイカレー、ピザ、たこ焼きなど。弁当も売られていましたが、自分で買って(作って?)持ち込むのもよいかも。
ビールは、屋台のところに一番搾りの350ml缶400円。中庭の販売車でハートランド生500円。ハートランドの方がお得だと思います。
・観光ついでにさくっと見るだけという場合は、観光地めぐりのバス(「赤い靴」)とのセット券2000円があります。
・中庭の中程、上空を見上げてください。気付かない人も多くてもったいない。

◇◆◇

現代美術の作家は若い人が多いので、私のような40代の人間が見ると、「そういうイデオロギー的な欲求むき出しの作品だと...」とちょっと白けてしまうこともあるのですが(“意図”がはっきりしすぎていて透けて見える)、そういうものも少なかった気がします。
ひとりよがりな自己主張、自分だけの世界のような作品があまりないので、単純に楽しみながら適度な「わかりにくさ」や「ちょっと変な感覚」の刺激を受けることができ、若い人から年配の方まで広く(あらゆるopen-mindedな方々に)お勧めできます。

期間内(12月18日まで)有効のフリーパスがあるので、山下公園が徒歩、自転車圏内で、お子さんが中学、高校生の親御さんは、ぜひ買ってあげてほしいと思います(って、読者10人のこのブログで宣伝しても空しいけど...)。
中庭やふ頭の端に(海に向けて)カウチが置いてあるので、学校の帰りにちょこっと覗いて後はそこでおしゃべり、なんてのは近所の高校生ならではの充実したひとときじゃないかなー。うらやましい。

入場料は1800円。会場に行くまでは「高いな」と思いましたが、映画1本分で丸1日楽しめます。単に絵を眺める展覧会ではなく、作品の中に入ったり、触ったり、映像を見たりなので退屈せず、映画1本よりも中身は濃いと思います。

横浜に出るのが苦痛でない距離ならば、ぜひフリーパス(3500円)を(私は買いました)。“通常のチケットで入って時間切れになった(または途中で足が疲れたとか)。もう1回来たいけど、お金がもったいない”なんて思いをするかもしれませんし、最初からエイヤとフリーパスを買った方がよいと思います。
名前を証明できるものが必要。
私は見ませんでしたが、インドのDVDを借りてブース内で見ることができ、これが40種類以上用意されているのでハマったらものすごく時間がかかりそうですし...

あと、音声ガイド500円も借りました。原則として作家本人が作品について語っているので、「なるほどね」と納得できてナイス。2回以上行こうと思う方は、1回目はガイドを借りるとよいんじゃないでしょうか。

あ、やけに宣伝していますが、まったくの無関係者です。でも、これは若い人に見てほしいなーと思ってるんです、とても。
posted by つきっつ at 00:24| Comment(9) | TrackBack(13) | 本・映画・音楽・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一回券を買って後悔。フリーパスを買っておくべきでした。
場にかかわるとうコンセプトどおり、いる時間分色々考えながらかかわれそうですよね。
Posted by りょんまま at 2005年10月17日 15:35
りょんままさん、こんにちは
私も入口で「うーん、フリーパスは2回分より100円安いだけか、あと1回来るかどうかわからないし...」と一度は思ったのですが、自分の性格を考えると

見終わってから、「あーフリーパスにすればよかったー、また来たいけど悔しいから来ない!」と悔やむ

となりそうだと思ったので、思い切って買いました。
寒くなる前にもう1回、寒くなってからもう1回、少なくとも行きたいと思っています。
Posted by つきっつ at 2005年10月17日 18:12
おもしろかったですね。
時間があまりなく、3時間くらいしか見れませんでした。私は奈良さんの作品と屋外にあったビールケースの展望台などが気に入りました。
Posted by hal at 2005年10月18日 13:29
halさん、こんにちは
名古屋にお住まいなんですね。
「アート大好きおやじ」とおっしゃるだけあって、なんとも美しいサイト...

奈良さんの小屋、ステキでしたね。たしか音声ガイドで「夕暮れ時がロマンチック」と言っていましたが、ビールケースの方も夜は照明が入って外からの眺めが一段と...想像したら行きたくなってきました(笑)

こちらからもTBさせていただきますね。
Posted by つきっつ at 2005年10月18日 15:00
初めまして。
トリエンナーレ行ってきました。雨もやんで金曜日はちょうどぴったりの散歩日和でした。
4時間ほどぱらっと見ただけですが、高嶺格さんのブースが一番癒されました。いかがでしたか?
資料を見ながら、記憶をたどってみたいと思っているのですが、紹介が難しいですね。どうしようかと思っています。
Posted by YCAT at 2005年10月23日 08:30
YCATさん、こんにちは
たくさんあって、記憶に残るのは人によってずいぶん違い...だけでなく同じ人間でも気分によって変わりそうだし...しかも私の場合、見たときは「イマイチ」と思った映像が帰った後しきりに思い出されたりして。
それにしても、「ぱらっと」で4時間になってしまう、ホントにそうですよね。
Posted by つきっつ at 2005年10月24日 13:13
初めまして、横浜トリエンナーレを検索していてお邪魔しました、
BOTEと申します。
今日やっと行って来ました。楽しいですね〜。
前回と比べてちょっと作品の規模が小さいものが多いのかな?
と思いましたけど、それぞれが個性的でとても楽しめました。
パフォーマンスやイベントも色々見たいのでフリーパス購入してます。
あと1ヶ月ですが週末に通うことになりそうです。
トラックバックさせていただきました。
Posted by BOTE at 2005年11月20日 02:10
BOTEさん、初めまして
私はその後ちょっと機会を失って、まだ2回しか行っていないのですが、週末のイベントや夕方からの野外映像など、見たいものがいろいろあります。

今回は作品数を絞り込んで、しかもフレンドリーなものが多いですよね。とんがってる人には物足りない面もあるかもしれませんが。

それにしてもBOTEさんのところ、きれいなブログですね。こちらからもTBさせていただきます。
Posted by つきっつ at 2005年11月20日 13:08
こんにちは、はまことり(横浜トリエンナーレ応援市民広報プロジェクト)の高橋と申します。私たちが運営するYCAN.JPにこちらのブログをリンクさせていただきました。http://www.ycan.jp/archives/2005/12/post_75.html

横浜トリエンナーレに声援いただきありがとうございます。私たちも「勝手」に応援している立場なのでお礼を言うのは変ですが、今回の横浜トリエンナーレは市民から見てとても良い展覧会だったと思います。次のトリエンナーレにつなげていくために市民の声と力が重要だと考えます。そこで、私たちは「市民による横浜トリエンナーレシンポジウム」を企画しました。お時間ありましたら是非ご参加ください。
http://www.ycan.jp/archives/2005/12/v.html

市民の声をもっと活かすためのアンケートにもご協力ください。
http://www.ycan.jp/archives/2005/12/post_82.html
Posted by はまことり at 2005年12月20日 20:17
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