2005年10月22日

栓抜きを見て思ったこと

ベルギービールを買ってきて飲んでいます。うまい!
で、久しぶりに栓抜きを使ったのですが、そこで思い出したのが10年ほど前に聞いた話。
「今の子供って、電話のダイヤル回せないんですよ」
ダイヤル式の電話というのはこういうやつ(黒電話)ですね。kurodenwa.jpeg

その方のお宅は、昔からの黒電話をおじいちゃんが頑固に使い続けていらしたそうで、話をしてくださったのは、いわゆる「お嫁さん」。お子さんが小学校低学年だったのですが、友達が遊びに来ると「おばさーん、これなにー?」と聞かれるし、自分の家に電話しようとしてもダイヤルをうまく回せない、と。

で、もしかすると今の子供は栓抜きも使えないかもなぁ、と思ったわけです。
缶詰も今はプルトップばかりですから、缶切りを使えない子供はもっと多いんじゃないかな。
私が子供の頃は「ナイフで鉛筆を削れない」なんてことが話題だか問題だかになりましたが、それどころじゃないですね。

◇◆◇

こういうことについて、「オレの子供の頃は...それに比べて...嘆かわしい」ということは言いたくないのですが、「生き物としてはちょっとやばいんじゃないか?」と思います。
人間はたくさんの道具を作ることによって「最終的な結果」という視点で見た能力を拡大させてきましたが、その少なくとも一部は人間の内側にある能力を外に出すことで実現してきたのですから、個人の能力は低下しているはず。

ワープロばかり使っている私は手書きでは漢字がすんなり書けないことがあるし。

それでも総合的に見て「シアワセ度」が上がっているのならいいじゃないかというのがふつうの考えかもしれませんし、私もそれには部分的に同意するのですが、「個人の能力は低下中」ということは認識した方がよいと思うんですね。
キーボードを打つ能力とか親指をすばやく動かす能力は上がっているんでしょうけれど、発達しているのは道具を前提にした狭い能力、失われているのは広い応用能力■10/24変更:「広い応用が利く基礎能力」というべきでした■、という気がします。

ちなみにビールはこちら。隣の栓抜きはEUのロゴ入り。昔、ブリュッセルにあるEUショップで買いました。beer.jpg
posted by つきっつ at 21:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小学生の能力低下.
体力低下もその一つでしょうね.

■ 鈍足 今の男の子 20年前の女児並み 文科省調査
http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyo051010_1.htm
小学生の運動能力は低下が続き、9歳男子の50メートル走の平均記録は約20年前の9歳女子の水準にまで落ちたことが9日、文部科学省の2004年度「体力・運動能力調査」でわかった。
Posted by らき at 2005年10月24日 10:43
らきさん、こんにちは
そうですねぇ。身体は大きくなっているみたいですけれど、それを支えられないのでは...
さらに、いつだったか、山で遊んでいる子どもたちと都会でゲームが得意な子どもたちの反射神経をテレビで調べていたんですが、山遊びの子供の方が敏捷なんですね。
となると、得意分野はなんぞや?
Posted by つきっつ at 2005年10月24日 13:41
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