2005年11月08日

中川一政美術館

旅行というものを最近全然していないので、ふと思い立って(今、仕事がないのです)1泊用の着替えをバッグに入れ、テキトーに伊豆方面へ。
半島に入り込もうか、それとも沼津港あたりに行ってぼんやり海を眺めるのがいいか、などと頭の隅でちらりと考えつつ車で出発。

がっ、途中で「あ、きのうの晩、鶏肉と野菜の煮物を作って、それが冷蔵庫にあるじゃないか」と気付いて「んー、じゃあドライブだけで我慢」に変更。なんともヘタレです。

では、と以前「なかなかよい」と聞いた真鶴の中川一政美術館に行ってみることにしました(こちら)。真鶴半島の先のほう、眺めのよいところに建っています。
画家の中川一政さんがご自分の作品(以外にコレクションの一部も?)を真鶴町に寄贈され、それを展示するために建てられたそうです。
思いつきで行ったので休館日でないかちょっと不安でしたが、セーフ。11/27まで「中川一政のデザイン感覚」という特別展示をやっており、ネクタイやポスター、本の装丁といったものを見ることができました。

ネクタイがかなりよくて惚れました。また、どうということのない幾何学模様のようなデザイン(カタログの表紙かなにか)も妙に魅力的。
油絵は薔薇の絵をたくさん描いていらして、まぁ言い方によっては「どれも似たような感じ」なのですが、あぁでもないこうでもないといろいろ工夫されたんだろうなぁと思いながら見ると、たくさん見ても飽きません。

◇◆◇

そういったものを必要とする精神状態だったのか、見るものすべてが「おぉー、いいなぁ」と感じられたのですが、ど素人の感覚で思うに、たぶん「大芸術家」と位置づけられるタイプの人とは違うんじゃないかと思います。
それは決して批判ではなく、むしろ好ましいことで、生活とか人格とかいったものと作品とがうまくひとつになっているのではないかと感じられ、それがとてもよいことのように思えたのです。素人芸っぽいというのではありませんが、自分のおじいちゃんがこういう人だったらうれしい、と思えるような感じです。

「山道を登りながら考えた 智に働けば角がたつ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、とかくにこの世は住みにくい」で有名な草枕の主人公は、山を歩き、絵を描き、俳句を作りますが、そういうオールラウンドな教養に通じる匂い、といえばよいのかもしれません。

◇◆◇

美術館の隣には広い芝生の公園があり、今日のような暖かい日ならばお弁当を広げるのに最適(今日は風が強かったですが)。風景も花も美しいからでしょう、本格的なカメラ機材を持ってきている方2名。
飲食もできます。カレーライス、ピラフなど。でも3時頃の時点では「ご飯がもうない」とのことでした。売店には「いなご」の佃煮がありました<私はこれ、だめです...
posted by つきっつ at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽・アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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