駐車料金を精算機で精算し、車に乗り、ゲートに向かいます。ゲートが近づいてきたので窓を開け...始めたところでゲートが開きました。「ん?」
一瞬、「払わなくても開くのか?無料サービス時間帯?払って損した?」などと馬鹿なことを思いましたが、1.5秒後くらいに最近新聞か何かで読んだ記事を思い出しました。
入場時にナンバーを読み取って駐車券にIDを記録。精算機でIDを読み取って「このナンバーの車は精算済み」とゲートの機械に教える(というのは、コンピュータ処理上は正確な表現じゃないでしょうが、ま、ご寛容に)。で、出場ゲートでナンバーを読み取って、精算済みならば開く、と。
「そういえば精算機の上に“ゲートが開かない場合は駐車券を入れてください”とか書いてあったな...」と呟きつつ思ったのは、「軍事技術の民生移転、利用というのはあるけれど、これも軍事に近い警察の技術が民間に回ってきたってことかな」ということ。
駐車券を見ると、左下にナンバーの下4桁が印字されています。便利だけど、なんか不気味。ランドマークタワーは三菱地所なので、きっとこれ(三菱プレシジョンの広報ページ)を使っているのですね。
で、「最新」などと書きましたが世間知らずでお恥ずかしい。5年も前からあるとは。
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道路を走ると、どの車がどこをいつ通過したかって記録されるんですよね、犯罪捜査に使う、ってことで(「Nシステム」)。
そして、人間の顔をコンピュータで識別する技術を使って「この人物は、ここからここに移動した」などと把握できるシステムも既に空港などで稼働中。
つまり、運転免許写真をデジタル化してデータベース化し、車検データでナンバーと持ち主を組み合わせれば、顔←→名前←→ナンバーがリンクされ、車で移動しても電車や徒歩で移動しても、監視カメラに写った瞬間に誰がどこにいるか把握されちゃうというチャウシェスクちっくな世の中になる...
技術って、ほんと、哲学や思想とは関係なく勝手にどこまでも発達しますなぁ。